人の姿形が皆違うように、年齢、性別、体格、体力、食生活、健康状態、生活習慣等の違いにより、歯も顎も噛み合わせも皆違います。我々歯科技工士の仕事は、歯科医師の指示のもと、患者さんの希望に適うような補綴物を作りたいと日々努力をしています。”生体に近い道具”として歯科医師に提供し、歯科医師の技術によって患者さんの生体に調和させ、違和感が少なく機能・審美を回復させ”第三の歯”として患者さんの「口福」を得る手伝いが出来れば幸いです。特に義歯は模型上で完成する物ではありません。生体に調和するまで歯科医師と患者さんとの調整が必要になります。義歯は良く噛めることだけではなく、見た目にも自然観があり、可能な限り義歯とわからないように発音もきれいに、舌の感覚もよく、加齢変化も考えながら材料や技術を経験とともに考えねばなりません。材料や技術も関わる時間により、費用も変わります。長年生体にやさしい白金加金を使用した義歯を中心に製作しております。高度な技術は知識と豊富な経験が伴います。難症例においては、何度も行錯誤をしながらその症例のベストを探すことも必要になると思います。より多くの患者さんに安定し長く使えるより良い義歯を提供したいと考えています。

私は歯科技工士の免許を取得すると、河邊歯科医院(東京銀座)に就職、院長である、河邊清治先生は、臨床教授として多くの書籍や文献を残され、国内外より多くの賞を授与され、義歯の大家として有名でした。患者さんも個人情報義務により名前は出せないのですが政治家・企業家・芸能人・画家・声楽家・料理人・語学者・医師・アナウンサーなど歯が命の職業とする著名な方が世界から受診されていました。審美や咬合や発音に悩まれる方が多数来院されていました。先生は毎日の臨床の合間に、学会や講演会に世界中を奔走していました。私はその河邊先生より”臨床における歯科技工”を教えていただきました.   感謝

誠意を持って、優しい気持ちでより丁寧な仕事を心がけています。

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歯科技工士  戸田 篤
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